摘要:安迪·威尔的小短文《蛋》的伪中国语翻译版。
什么是伪中国语?对中国人来说就是把日文中的平假名和片假名去掉。对日本人来说就是把能写成汉字词的都写成汉字。
| 日语译文 | 伪中国语译文 |
|---|---|
| 君は家に帰っている途中で死んだ。 | 君家帰途中、突如即死。 |
| 交通事故だった。ごく普通の交通事故だったが、致命的だった。君は妻と子供二人を残した。死ぬときに痛みはなかった。救急隊はがんばって救おうとしたが、無理だった。君の体はもうボロボロで、実際この方が良かった。 | 交通事故也。極普通交通事故、然致命的。君、妻与二子供残。死時痛無。救急隊頑張救為、無理。君体襤褸襤褸、実際存活場合比較、死亡多良。 |
| そして、君は私と出会った。 | 其後、君私出会。 |
| 「いったい何が起こったんだ?」と君は訪ねた。「ここはどこ?」 | 「一体何起?」君訪。「此処何処?」 |
| 「君は死んだんだよ」と私は答えた。ここで回りくどく言う必要はない。 | 「君、死居」私直球答。此処婉曲言葉使用必要無。 |
| 「トラックが来てて…そしてそれが急に滑って…」 | 「貨物車来…其急滑…」 |
| 「そう。」 | 「然。」 |
| 「し、死んじゃったのか?」 | 「本、本当死仕舞?」 |
| 「そう。でも気にする必要はない。皆いずれ死ぬのだから。」 | 「然。然気為必要無。人間皆何時死故。」 |
| 君は回りを見た。何も無かった。ただ君と私の二人だけ。「ここはどこなんだ?」と君は訪ねた。「ここは来世なのか?」 | 君回見。四方何無、唯君私二人有。「此処何処?」君訪。「此処来世?」 |
| 「まあ、そうだね」と私は答えた。 | 「某程度、然」私答。 |
| 「あなたは、神?」 | 「貴方、神?」 |
| 「そう。私は神。」 | 「然。私即神。」 |
| 「俺の子供達…俺の妻…」 | 「俺子供達…俺妻…」 |
| 「彼らがどうした?」 | 「彼等何為?」 |
| 「大丈夫なのか?」 | 「大丈夫?」 |
| 「良いことを言うね。自分が死んだばかりだと言うのに一番の心配が家族だなんて。その心意気好きだよ。」 | 「良事言」私言。「自分死言、一番心配家族。其心意気良。」 |
| 君は私を改めて見つめ直した。君にとって私は神には見えなかった。普通の男性か、もしくは普通の女性にしか見えなかった。何となく偉そうな気はしたが、それは神とかよりもどちらかというと小学校の先生に近かった。 | 君私改見直。君私神見無。唯普通男性、或普通女性見。何偉気為、然神自何言小学校先生近。 |
| 「心配はいらない」と私は答えた。「彼らは大丈夫。子供達は君のことを完璧なお父さんとしてしか覚えない。憎く思えるほど一緒に時間をまだ過ごしていなかった からね。妻は表では泣くが、本当は密かにホッとしている。実を言うと君たちの関係は崩れかけていたからね。気休めになるかわからないが、彼女はホッとして いることに対してかなり罪悪感を感じている。」 | 「心配必要無」私答。「彼等大丈夫。子供達、君事唯完璧御父覚。憎思程一緒時間未過為無故。妻表泣、本当密安心嗚呼為。実言、君達関係崩掛居故。君気為必要無、彼女安心為時、実際本当罪悪感有。」 |
| 「そう」と君は言った。「これからはどうなるんだ?天国とか地獄とかに行くのか?」 | 「分」君言。「其後何起?俺天国行?地獄行?」 |
| 「どちらでもない。君は生まれ変わる。」 | 「何方皆非。君、同一世界転生。」 |
| 「そうか。じゃあヒンドゥー教が正しかったのか。」 | 「嗚呼。其故、印度教正解。」 |
| 「人々の考えはすべてそれなりに正しいんだよ」と私は言った。「少し散歩をしよう。」 | 「色々宗教、全相応方法正解。」私言。「一緒少散歩如何?」 |
| 我々は二人で虚空の中を歩き始めた。「どこへ行くんだい?」と君は聞いた。 | 我々二人、虚空中歩始。「何処行希望?」君聞。 |
| 「特にどこへも行かないよ。歩きながらしゃべるのも良いじゃないか。」 | 「特何処無。唯散歩時会話為好。」 |
| 「意味はあるのか?」と君が訪ねた。「どうせ生まれ変わったら空っぽなんだろう?ただの赤ん坊になって。だから今話しても、この命での経験や行動は関係じゃいないか。」 | 「此全転生、何意味有?」君訪。「所詮、転生後俺空白為?唯赤子成。此後今話、此命経験・行動関係居無。」 |
| 「いや、そんなことない。」と私は答えた。「君の中には今まで得た経験と知識がすべて残っている。ただ今は思え出せないだけ。」 | 「否、其事無。」私答。「君中、今迄得経験・知識全残有。唯今思出無理。」 |
| 私は立ち止まって君の方に手を載せた。「君の魂は、君が想像も出来ないほど壮大で美しくて、巨大なんだよ。人間の頭に反映しようとしても、ほんの一部しか収 まらない。コップの水の温度をはかるために指先を入れるようなもんだよ。自分の小さな部分をそこに入れて、取り出す時には体全体にその一部の経験が伝わっ ている。 | 私立止、君方手載。「君魂、君想像無理程度奇妙・綺麗・巨大。人間頭脳反映無理、唯一部収出来。杯水温度測為、指先入様如。自分小部分其処入、取出時体全体其一部経験伝有。 |
| 「君はここ48年間ずっと人間の体の中だったから、意識を広げてその壮大さを感じ取る機会がなかったんだよ。しばらくここにいたら少しずつ思い出してくるけど。一つ一つの人生の間にそれをする必要はないけどね。」 | 「君四十八年人間体中在故、今意識広伸無、其壮大感知機会無。此処久待、全段々思出来言、然一箇一箇人生間其為必要無。」 |
| 「じゃあ、俺はもう何回生まれ変わってるんだ?」 | 「嗚呼、俺今迄何回転生有?」 |
| 「そりゃもう、沢山さ。本当に沢山。そして色々な人生にね。次は確か、君が言う中世時代あたりかな?」 | 「其、沢山。本当沢山。色々人生軌道有。次人生、君公元五百四十年中国農民女成。」 |
| 「え?ちょっとまってくれよ」と君は驚いて言った。「俺は過去に飛ばされるのか?」 | 「矣?一寸待下」君驚言。「俺過去時間転生?」 |
| 「まあ、そう言われるとそうかもしれない。君の言う時間は君の世界でしか存在しないからね。私が元々いた場所では意味の無い話になってしまう。」 | 「嗚呼、其言某程度正解。君言『時間』、唯君世界存在故。私元々場所、万物全異。」 |
| 「元々いた場所?」 | 「元々場所?」 |
| 「そりゃあるさ」と説明した。「私だってずっとここに居た訳ではない。別の場所から来た。そして私みたいな存在もほかにいる。君がその場所の話をもっと聞きたいことはわかるが、説明しても君には理解出来ない。」 | 「勿論也」説明。「私勿論此大宇宙居訳無。別場所自来、同時彼処私同様他者有。君彼場所話聞希望事理解、然私君説明、君理解無理。」 |
| 「そっか」と君は残念そうに言った。「でも待てよ。時間がばらばらで生まれ変わるのなら、自分と出会ったこともあるかもしれないじゃないか。」 | 「分」君残念言。「然待。俺時間羽羅羽羅転生場合、何時自分出会事有。」 |
| 「そう。よくあることだよ。けどお互いの存在は自分の人生のことしか認識していないからそこで気づくことは無い。」 | 「然。常起事。然互存在、唯自分人生事認識有故、覚察無理。」 |
| 「じゃあいったい何のために?」 | 「此言、人間万事、何為?」 |
| 「存在の意味か。ベタな質問だね。」 | 「本当?」私言。「存在意味問。結構定番質問。」 |
| 「けど聞く必要は十分あると思う」と君は問い続けた。 | 「然聞必要十分有思」君問続。 |
| 私は君の目をじっと見つめた。「存在の意味、そしてこの世界を私が作り出した理由。それは君を成長させるため。」 | 私君目直見。「存在意味、同時私此大宇宙作出理由、君成長爲。」 |
| 「人類のことか?人間に成長してほしいのか?」 | 「人類言?人間成長希望?」 |
| 「いや、君だけ。私はこの世界のすべてを君一人の為に作った。人生を重ねることによって君は成長し、さらに壮大で完璧な知性となっていく。」 | 「否、唯君。私此大宇宙全君一人為作。一個一個人生経過同時、君段々成長、壮大・完璧知性成。」 |
| 「俺だけ?ほかの人々は?」 | 「唯俺?他者人々如何?」 |
| 「ほかは居ない」と私は答えた。「この世界には、君と私の二人しか存在しない。」 | 「他者有無」私答。「此大宇宙、唯君私二人有、他者存在有無。」 |
| 「でも、世界中の人々は…」 | 君、理解不能目見。「然、世界中人々…」 |
| 「すべて君だよ。全員君の生まれ変わり。」 | 「実際全君。全員君転生。」 |
| 「待てよ。全人類が俺だと言いたいのか?」 | 「待、俺、全人類事言!?」 |
| 「やってわかってきたね」と私は微笑んだ。 | 「理解大成功、御目出度」私、手君背慶祝的打。 |
| 「今まで生きて来た人間が皆俺?」 | 「今迄生来人間皆俺?」 |
| 「そう、そして今後生まれてくる人々も全員ね。」 | 「然、同時今後生来人々全員。」 |
| 「俺が徳川家康?」 | 「俺即米国大統領?」 |
| 「そして豊臣秀吉でもある。」 | 「同時前任次任。」 |
| 「俺がヒトラー?」と君は動揺を隠せず聞いた。 | 「俺即独逸国比度羅?」君動揺隠無理顔聞。 |
| 「そして彼が殺した何百万人の人々。」 | 「同時彼殺何百万人々。」 |
| 「俺がイエス・キリスト?」 | 「俺即耶蘇・基督?」 |
| 「そして彼に従う全ての人々でもある。」 | 「同時彼従全人々。」 |
| ——— | 「俺即太田順也??」 |
| ——— | 「彼世界紀録工口同人誌頂点乙女股間下弾幕射爆遊戯創始御宅飲兵衛?然。」 |
| 君は黙り込んだ。 | 君、黙込。 |
| 「君が誰かを犠牲にするとき、それは自分を犠牲にすることになる」と私は続けた。「君が人に親切をするとき、それは自分への親切となる。今まで経験された、そしてこれから全人類に経験されることとなるうれしい思い、悲しい思い、これを全て君が経験する。」 | 「君誰傷害為時、自分傷害為」私続。「君誰親切為時、自分親切為。今迄、同時今後全人類経験為楽念想・悲念想、全君経験為。」 |
| 君は長い間考え込んだ。 | 君、長間考込。 |
| 「どうして?」と君は訪ねた。「なぜこんなことをする?」 | 「何故?」君訪。「何故此全事為?」 |
| 「それは、いつか君は私みたいになるから。君はそういう存在であるから。君は我々と一緒。君は私の息子なんだよ。」 | 「其、何時君私同様為故。君其言存在也。君実際我々一緒。君、私息子。」 |
| 「そんな、」と君が信じられないように言った。「俺が神だということか?」 | 「真?」君信無理顔驚言。「其言、俺神?」 |
| 「いや、まだそうではない。君は胎児。まだ成長をしている途中。全人類全ての人生を経験した後、君は十分成長を積みやった生まれることが出来る。」 | 「否、今非。唯成長中胎児。全人類全人生経験為、君十分成長積後、出産可能。」 |
| 「じゃあ、この世界って言うのは…」 | 「其言、此大宇宙…」 |
| 「卵」と私は答えた。「さあ、次の人生を始める時間だ。」 | 「卵也」私答。「阿羅、次人生始時間。」 |
| そして私は君を見送った。 | 此後、私君見送。 |